過去の会 【 京都地区 2015年 】

開催日時:2015年12月19日(土) 午後1時30分~4時00分

講師:石井田晶二 (シオンとの架け橋・聖書研究会京都)

今だからわかるヨハネ文書のメッセージ

「わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります」。(ヨハネによる福音書17:23)

ヨハネによる福音書は、先に書かれたと考えられる共観福音書と大きく内容が異なり、書かれたのも最後であるため、高等批評などの近代的な聖書への取り組みによって信ぴょう性が低いと考えられてきました。そして、他のヨハネが書いたとされる手紙も、パウロ書簡などとくらべて軽視されがちだと言えます。
しかし、最近のメシアニック・ジューやユダヤ人学者による新約聖書の研究の成果から考える時、成立から二千年近くを経過した教会としてヨハネ文書から学ぶべき重要なポイントが見えてきます。
今回は、このヨハネが残したメッセージを皆さんと共に学んでみたいと思います。ぜひご参加ください。

開催日時:2015年11月28日(土) 午後1時30分~4時00分

講師:橋場 恵一(聖書研究会 東京集会)

テーマ:「私」が存在する目的

だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。 (コリント人への第二の手紙5:17)

人は、自分のことが一番分かっていないといわれます。これは自分の性格を知らない事を指していますが、人は自分の本質が分かっていないと聖書は指摘しています。そして多くのトラブルは、自分の本質が分かっていないことからおこります。人は、「私」が存在する目的が分かっていないのです。
聖書には人は神に創造されたと書かれており、それには目的がありました。今回は皆様と共に、上記の聖句からこれらのテーマを考えたいと願っています。
ぜひご来場ください。

開催日時:2015年9月26日(土) 午後1時30分~4時00分

講師:石井田 輝都(聖書研究会 京都集会・シオンとの架け橋)

テーマ:救いへの道が2つ?   キリスト教世界で流行りの「二契約神学」とは

「わたしの定めとおきてを守らなければならない。 もし行うならば、これによって生きるであろう。」  ーレビ記18:5

ここの「生きる」とは「救われる」という意味で、ユダヤ人はおきてによって救われるというのが一般的な解釈です。現在欧米のキリスト教世界ではこの聖句などを論拠に、ユダヤ人はおきてによって、異邦人はイエスによってと異なる2通りの救いがあるという考えが台頭しています。果たして、イエスなしの救いが聖書にはあるのでしょうか?今回はそんな「二契約神学」についてみなさまと考えたいと思います。

開催日時:2015年8月22日(土) 午後1時30分~4時00分

講師:阿部 和博(聖書研究会 大阪集会・シオンとの架け橋)

テーマ:あなたがたは、地の塩である(マタイによる福音書5:13)

「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。」 ―イエスは実に絶妙な譬えを用いて、しかし鋭く、イスラエルの果たすべき使命を弟子たちに告げています。また「あなた方自身の内に塩を持ちなさい。」とも厳命しました。これらの言葉は、今に生きる私たちエクレシアにも当てはまります。
「地の塩である。」と語られたイエスの御心を、皆様と一緒に掘り下げてみたいと思います。ふるってご参加下さい。

開催日時:2015年7月25日 午後1時30分~4時00分

講師:石井田 晶二(聖書研究会・京都集会:シオンとの架け橋)

テーマ:イエス・キリストとイスラエル

そしてこの頭上の上の方に、「これはユダヤ人の王イエス」と書いた罪状書きをかかげた。(マタイによる福音書27:37)

現在、ユダヤ人とキリスト教は、根深い対立関係にあります。ユダヤ人がキリスト教を信じると、その人はユダヤ人からはユダヤ人であることをやめた裏切り者として考えられます。キリスト教会でも、かつてはユダヤ人がイエス・キリスを信じるとユダヤ人として生きることを禁止し、厳重な監視下に置きました。そして、その影響は今日に及んでいます。
しかし、イエスは「ユダヤ人の王」として十字架にかかりました。そしてイエス・キリストの歩みとイスラエルの歴史と比較すると、現在の私たちにもかかわる興味深い事実が見えてきます。
7月はこの点から「聖書に」学びたいと思います。ぜひご参加ください。

開催日時:2015年6月27日 午後1時30分~4時00分

講師:坂本 進(聖書研究会・京都:シオンとの架け橋)

テーマ:イスラエルを愛した先駆者たち

神の賜物と召しとは、変えられることがない:ロマ人への手紙11:29

日本では85年前に、中田重治師によってイスラエルへのとりなしの祈りが始まりました。彼はアメリカのムーディ聖書学校でイスラエルへの祈りの重要性を学んだと考えられ、なぜか帰国35年後に日本で教え始めたのです。
「彼が学んだムーディ聖書学校は、どうしてイスラエルへの祈りの重要性を知りえたのだろうか?」という疑問から、16世紀以降の言語を絶するユダヤ人迫害と、異邦人の命がけの祈りと働きの歴史が明らかになりました。 それは小さな事件の積み重ねでしたが時代の歯車は回り始め、祈りと働きが始まってしばらくのうちに、御霊が直接ユダヤ人に働きかけたのです。
そして、シオニズム運動による現代イスラエルの建国と、世界に散らされていたユダヤ人の中からイエス・キリストを信じる多くのメシアニック・ジューの再興という大きな事件へとつながっていきました。 一つ一つは小さな事件でも、今から振り返るとそれらは偶然ではなく大きな時代の摂理の一部だったことがわかります。一人一人が聖書の言葉に導かれて行動を起こしたのは、報いを期待しない使命感と、神へのあつい信仰からだったのでしょうか?
終りの時代を紡ぎだす希望を抱き、アブラハムのように行先を知らずに歩き続けた先人たちについて学びたいと思います。ぜひご参加ください。

開催日時:2015年5月23日 午後1時30分~4時00分

講師:石井田直二(シオンとの架け橋責任者:聖書研究会・神戸)

テーマ:イザヤの語る中東の平和

イザヤ書の最初の部分には、美しい平和の預言が語られています。

「彼らはその剣を鋤に、その槍をかまに打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを習わない。 (イザヤ2:4)

イエスの時代、イザヤ書の巻物は非常に人気があり、個人で買う人も多くいました。使徒行伝には、エチオピアから来た宦官がイザヤ書の巻物を自分で持っていたという記録もあります。
大量の聖書写本が発見された死海のクムランでも、多くのイザヤ書の巻物がありました。その一つは、イスラエル博物館の死海文書館に展示されています。
イザヤの預言の中で、とても重要なのはメシア出現の預言です。新約聖書の中には何十ヶ所もイザヤ書からの引用があるので、イザヤ書を読んでいると、頻繁に見覚えのある言葉が登場します。エチオピアの宦官が読んでいた53章も、鍵になる預言です。
旧約聖書の預言は、難解な言葉が並んでいて、意味を読み取るのは容易ではありません。いったい、預言書はどのように読んで行けばいいのでしょうか。
イザヤ書のハイライトを何ヶ所か取り上げて、すでに成就した預言、これから成就する預言について、また、私たちがなすべきことについて学んでみましょう。

開催日時:2015年4月25日 午後1時30分~4時00分

講師:石井田 輝都(聖書研究会 京都集会・シオンとの架け橋)

テーマ:イエス=ラビ(ユダヤ教指導者)? 歴史上もっとも有名なユダヤ人が祖国に帰る日

「わたしが律法や預言者を廃するためにきたと思ってはならない。」 マタイによる福音書5:17

人類史上もっとも知られている人物イエス。しかしそんな最も有名な『ユダヤ人』である彼は、歴史のいたずらからか祖国イスラエルではまだユダヤ人として認められていません。しかしそんな彼が、革新的なラビ・ユダヤ人教師として、イスラエル社会で徐々に再評価され始めています。ではどのような形で、再評価されているのでしょうか?エルサレムで新約聖書を学んだ講師が、イスラエル現地の声をお伝えします。

開催日時:2015年3月28日 午後1時30分~4時00分

講師:石井田晶二(聖書研究会 京都集会・シオンとの架け橋)

テーマ:「世界平和」のロードマップ 聖書の基本―アブラハム契約を考える

「地のすべてのやからは、あなたによって祝福される。」創世記12:3

キリスト教とイスラム教、ユダヤ教はアブラハムという人物が神と契約を結んだことから発展した宗教で、旧約聖書を共通の正典としています。かつてキリスト教は多くの戦争や迫害を行い、今はイスラム教が世界中を恐怖におとしいれています。この状況を見ると、神とアブラハムの契約は人類に呪いや災いをもたらしているように見えますが、全ての民族に平和をもたらし祝福するのが本来の目的でした。この契約は失敗だったのでしょうか?
今回は、この契約の筋書きと現状、そして今後の展開について共に学び、話し合いたいと思います。

開催日時:2015年2月28日 午後1時30分~4時00分

講師:円地正信(聖書研究会 大阪集会・シオンとの架け橋)

テーマ:ピラトはイエスに言った「真理とは何だ」 ヨハネ18:38

特に異邦人は真理に飢えています。釈迦をはじめ、多くの先人が真理を追い求めました。イエスは残された最後の約3時間の間に、ピラト(異邦人に向けて)に初めて宣教された貴重な言葉です。
イエスとピラトの対話の中から、まず人は何のために生まれてきたのかその理由と、本当の生きる意味と目的を明らかにされたのです。まさに有終の美でした。
一度しかない貴重な人生です。失敗や後悔のしない人生を送るために宗教ではない本当の生きる意味と目的を、皆さんと共に学びたいと思います。
ご来場をお待ちいたします。

開催日時:2015年1月24日 午後1時30分~4時00分

講師:坂本 進(聖書研究会・京都集会 シオンとの架け橋スタッフ)

テーマ:12使徒に比較され、後発のパウロの自由な信仰的な確信の中心はどこからきているのか?

あなたがたの煽動者どもは、自ら去勢してしまうがよかろう。
ガラテヤ人への手紙から5:12

ガラテヤ書における過激な感情的ともいえるこの手紙を読むときに、背景に12弟子以外の、律法的なユダヤ人弟子からの挑発的な(使徒15-1)その後も執拗な問いかけがあったことを推察します。生前のキリストの直接の薫陶を受けていなかったパウロは、12弟子と比べられても、何を根拠にして奔放な、強い確信と信仰を持ち語りえたのか?同じように生前のイエス・キリストに在っていない私たちにも同じ問題で励まされます。

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