過去の会 【 大阪地区 2018年 】
開催日時:2018年12月8日 (土) 午後1時30分~4時
テーマ:ローマ書9~11章の秘密 「イスラエルはどのようにして救われるのか」
講師:石井田直二(聖書研究会:牧師・シオンとの架け橋:代表)
ローマ人への手紙9~11章は、イスラエルの救いについてパウロが熱く語っている箇所です。しかし、確かに彼の熱い思いはわかるものの、何が書かれているのか、今一つわかりにくいとお感じではないでしょうか。
多くの異邦人クリスチャンにとって、ローマ9~11章の価値といえば、そのちょうど中ほどにある「心に信じて義とされ、口で告白して救われる」だと思います。もちろん、これは異邦人にも適用される言葉なのですが、なぜこれがイスラエルの救いを論じたローマ9~11章の中に出て来るのか、考えて見れば不思議です。
9~11章には、1~8章に展開された、個人的視点からの救済論ではなく、驚くべき神の救いのご計画が解き明かされています。しかも、そこには「執り成し」という、クリスチャンの重要な使命が明らかにされているのです。一緒に学びましょう。
開催日時:2018年9月8日 (土) 午後1時30分~4時
テーマ:「きみはヤムニア会議で何が起きたかを知っていますか?」
講師:坂本 進(シオンとの架け橋:スタッフ・聖書研究会:京都地区員)
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。創12:3
AD70年第一次ユダヤ戦争により壮麗なエルサレムの町は第二神殿とともに焼け落ち滅亡し離散していった。
AD90年ごろ陥落から逃れたパリサイ派のラビの長老たちは、神殿犠牲などの祭儀ができなくなったためにローマ当局の許可を得て、エルサレム西南部ヤムニアで、ユダヤ教の歴史と文化遺産を絶やすまいとユダヤ教の研究学校を設けた。シナゴークを中心にした以後の生活規範など多くの規定を決定していった。
ユダヤ歴を計算し、数多くあった旧約聖書類を整理編纂して、現在のヘブライ語旧約聖書の基礎として「律法」「預言」「諸書」三つの分類に分け39編をまとめ正典化していった。
又、その時代に一番良く使用されていた「セプトゥアギンタ」通称ギリシャ語70人訳など、数多くの資料と共に外典として除外していった。
其の他の決定事項の中には、その後約二千年にも亘るキリスト教徒とユダヤ教徒との運命を断絶に招いた重要なことが決められた会議であった。敵対関係の冷え切った両者に、新しい風が起きていることを知ってください。共に学びましょう。
開催日時:2018年8月11日 (土・祝) 午後1時30分~4時
テーマ:新約聖書におけるヘブル語の重要性
講師:西部 賢一師(JECA一宮福音教会:信徒)
私は中学生の時に受洗して以来、口語訳聖書を読んでいました。
高校生の時に新改訳聖書が出版され、2つの訳を比較しながら読んでいると訳の違いに気付きました。ギリシャ語をかじりながら謎解きを楽しんでいました。
マタイ 6:27 日本語訳は"···自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。"ですが、欽定訳(KJV )では"身長を伸ばすことができますか"となっています。新改訳聖書の欄外注によると"いのち"というギリシャ語は"身長"とも訳せることが解ります。
この箇所では 空の鳥、野の花 など具体的な例えで主が話されています。もし主がユダヤの言葉で具体的な"身長"と話されたのに それをギリシャ語に訳したために"いのち"と日本語に訳されてしまったのでしょうか? またその逆でしょうか?学べば学ぶほど謎が深まります。
日本文化の"わびさび"を価値観の異なる英語に翻訳するのが困難であるように、 神中心のイスラエル文化を 人間中心のギリシャ語に翻訳するのはとても困難なのです。新約聖書はギリシャ語で書かれていますがその内容はイスラエル文化なのです。ですから新約聖書の深い理解のためにはヘブル語が役にたつことでしょう。
開催日時:2018年7月14日 (土) 午後1時30分~4時
テーマ:パレスチナに隠れている深い闇
講師:接木 一枝
互にあなたの神、主が与えて獲させられる地で、あなたが継ぐ嗣業において、 先祖の定めたあなたの隣人の土地の境を移してはならない。(申命記19:14)
「パレスチナ国家」を創設する上で、近年「パレスチナ」に「国家の地位」を与える国連総会決議案が承認されました。
パレスチナ人は、外国の友人に個人的な意見を求めます。特に、外国人がキリスト者と分かった場合は「○○人のキリスト者としての、あなた自身の意見を聞きたい」と必ず質問します。回答を回避すると、そのパレスチナ人との信頼が損なわれます。賛成、反対のどちらの答えにも、様々な信頼関係に歪をもたらす可能性がある様です。
主に答を求めると、聖霊を通して回答を示されました。その啓示された聖句を伝えると、パレスチナが抱え混迷する深い穴にいる、友人のパレスチナ人も納得し、沈黙しました……
今回は、パレスチナ自治区で職務の為に暮らしていたクリスチャンの講師を招き、語っていただきます。イスラエルを愛する我々には基本的に知っていなければならない事柄の様です。ご期待ください。
開催日時:2018年6月30日 (土) 午後1時30分~4時
テーマ:イスラエル帰国報告~アジアと日本に目を向けるメシアニック・ジュー運動
講師:石井田直二(聖書研究会牧師)
建国70年を迎えるイスラエルを訪問して来ました。米大使館がエルサレムに 移設された5月14日の夜、テルアビブでは多くの人々が街にあふれ、警官が交通整理に当たっていました。
彼らは米大使館移設を祝っていたわけでも、ガザでの死者発生に抗議していたわけでもありません。ユーロビジョン歌謡コンテストで優勝した、ネッタ・バルジライさんの凱旋コンサートに集まっていたのです。彼女は日本の「招き猫」を背景に着物風のコスチュームを着て熱唱し、日本語がちりばめられた歌を歌いました。
今、イスラエル人の日本に対する関心はとても高まっているのです。多くのメシアニック・ジュー組織もまた、極東に関心を向けています。この現象は何を意味するのか、日本の私たちは何をすればいいのか、聖書の預言をもとに考えてみたいと思います。
テーマ:その聖書は、私について証ししているものです。 ー5章39節から見た聖書の深い意味
講師:エフゲニー・スタヌケビッチ師
テーマ:私の戒めを保ち、それを守る人は、私を愛している人です。 ー14章21節から見た救いと律法の関係
講師:レオン・マジン師
20世紀前半まで、ヨハネ伝は異邦人向けに書かれているという説が有力でした。それは、共観福音書と比較して内容がギリシャ的だと考えられていたからです。
しかし、死海文書の発見などを通して当時のユダヤ教の状況が分かってくると、当時のユダヤ教にも同様の思想があったことが分かってきました。そして、現在ではヨハネ伝はユダヤ人に向けて書かれたと考える人が増えています。
「再発見」が進むヨハネ伝についてイスラエルの講師が語ります。
開催日時:2018年3月10日 (土) 午後1時30分~4時
講師:石井田 晶二(シオンとの架け橋)
テーマ:この目で見た「エルサレムの今」
「あなたの足のくつを脱ぎなさい。
あなたが立ってる所は聖なる所である。」 ヨシュア記 5:15
トランプ大統領が現在テル・アビブにあるアメリカの大使館をエルサレムに移動する事を発表してから、エルサレムに注目が集まっています。世界中から反対の声が上がっていますが、最終的にはエルサレムがイスラエルの、そして世界の首都となることが聖書には預言されています。
このような状況下で、講師は2月中旬にイスラエルを訪問しました。エルサレムの現状や急激に変化しているイスラエル社会、そしてメシアニック・ジューの現状などをレポートし、話し合いの時を持ちたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
開催日時:2018年2月10日 (土) 午後1時30分~4時
講師:笠木 重勝(シオンとの架け橋:スタッフ・聖書研究会:大阪集会員)
テーマ:イエスの色々な(名)について
マタイ8:2916:16,26:63、マルコ5:7、ヨハネ1:34、5:25,28、ルカ1:35)、 「人の子」(マタイ8:20,9:6,16:27,26:64、エゼキエル37:3,9,11,16)、 「インマヌエル(インマヌ:我らと偕にいる、エル:神)」(イザヤ7:14、8:8、マタイ1:23)、 「ユダヤ人の王」(マタイ27:11)、「ダビデの子」(サムエル第二7:14-16)
このように色々な名と聖句には文脈としてのその背景があります。皆様と偕にこれらの名に秘められた真意を学び、より深く天の父愛し、御意にある福音の恵みに入る事が出来て喜びと感謝を捧げたいと思っています。皆様の御出席とご意見をお待ちしています。
開催日時:2018年1月13日 (土) 午後1時30分~4時
講師:坂本 進(シオンとの架け橋:スタッフ・聖書研究会:京都集会員)
テーマ:モーセの律法とキリストの律法
●互に重荷を負い合いなさい。そうすれば、あなたがたはキリストの律法を全うするであろう。 (ガラテヤ人への手紙6:2)
●キリストは、すべて信じる者に義を得させるために、律法の終りとなられたのである。 (ローマ人への手紙10:4)
旧約聖書は律法の書とも言われています。日本語への翻訳の問題も重なり、新、旧訳聖書を通してその意味が混乱しています。
多くの教会が長年にわたりモーセの律法は過去のものとして過少評価をしてきました。
旧約と新約において律法は断絶しているのか、それとも継続しているのか・・・.
イスラエル民族を通して与えられた旧約聖書が、深い愛情に包まれた温かいものとして再発見できることを期待しています。